新潟大学は日本酒に係る文化的・科学的な幅広い分野を網羅する「日本酒学」を実施するにあたり、新潟県および新潟県酒造組合と連携協定を締結した。活動の一環として国際拠点「新潟大学日本酒学センター」を4月1日に開設。同センターでは「日本酒学」の構築を目的に「教育」「研究」「国際交流」「情報発信」の4つの活動を行っていく。
「日本酒学」の第1回目の講義が4月11日に行われた。「日本酒学A―1」「日本酒学A―2」は全学部を対象とした教養科目で日本酒の奥深さや魅力を国内外に発信できる人材を育成する。講義は定員200人に対して820人の希望があり、急遽定員を300人に拡大して開催された。日本酒学センター長の高橋均理事から日本酒学の成り立ちが紹介されたのに続き、新潟県酒造組合の大平俊治会長から新潟清酒業界の現状や取組についての講演があった。秋には一般向け公開講座の開催も予定している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年5月7日号掲載