さいたま市教育委員会は、児童生徒が自殺関連サイトへのアクセスを試みた際に、学校が即座に対応できる仕組みを構築。デジタルアーツのプロキシ型Webセキュリティソフト「i-FILTER」のアラート通知と警報装置を連動させることで実現した。
学校のPC教室などから教育用PCを使って、児童生徒が自殺関連サイトにアクセスすると、「i-FILTER」が検知してブロックすると同時に教育研究所の担当者にメールで通知。メール受信を契機に警灯、警報を鳴らすコミュニケーション端末と連動しているため教育研究所内の全職員に音声でリアルタイム通知される。その後、教育研究所の職員がアクセスのあった学校の教頭に電話で連絡。即座に教員がPC教室に駆け付けて、自殺関連サイトにアクセスした生徒を特定して指導する。同システムの導入により、それまで増加傾向にあったアクセスを知らせる通知メールは減少している。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年5月7日号掲載