東京都の調布市教育委員会は、文部科学省の指定を受け、平成30年4月、分教室形式の不登校特例校として調布市立第七中学校「はしうち教室」を開設。将来的に学校への移行を見据えながら運営する形式は全国初の取組。不登校特例校の設置は市区町村にとって大きな負担となるが、分教室により施設整備に要する費用や関係者間の調整に係る負担が比較的小さくなり、速やかな設置が可能となる。「はしうち教室」では一人ひとりの状況に応じた指導体制の充実を図るため「個別学習」の時間を設定。不登校による未学習の内容を補う時間を確保する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年4月2日号掲載