神奈川県教育委員会は、平成３１年度の県立横浜国際高校「国際バカロレアコース（仮称）」開設に向け、国際バカロレア教育の概要などを紹介するため、リーフレット「県立高校がめざすグローバル教育」を作成した。国際バカロレアとは世界各国の学校で導入されている教育プログラム。多様な文化を理解し、平和な世界を築くことに貢献するため、探究心や知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的とする。
神奈川県教育委員会は「県立高校改革 実施計画（Ⅰ期）」で、横浜国際高校を「国際バカロレア認定推進校」に指定。国際的に認められている大学入学資格「国際バカロレア（ＩＢ）ディプロマ資格」が取得可能な学校を目指す。
リーフレットによると、１年次は高等学校学習指導要領の定める必履修科目を中心に学習。２・３年次はＩＢのカリキュラムに対応したディプロマ・プログラム（ＤＰ科目）を中心に学習する。ＤＰ科目は「言語と文学（母語）」「言語習得（外国語）」「個人と社会」「理科」「数学」「芸術」の６つのグループから１科目ずつ選択。６科目と「コア」と呼ばれる３つの必要要件に２年間取り組む。必要な科目を履修して所定の単位を修得すると高等学校卒業資格を取得。学校内の評価及びＩＢＯによる評価が基準を満たすとＩＢディプロマ資格が付与される。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年2月5日号掲載
