東京工業大学徳永健伸研究室は、ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社であるClassiと協力し、自然言語処理を用いて自動で問題を作成する仕組みを実用化するための実証研究を1月から開始した。Classiは全国約2100以上の高校に導入されている学校向け学習支援プラットフォームサービス。現在、1000以上の単元と6段階の難易度に分類された約7万の問題を提供しており、自動作問が実現すれば、様々な問題を早く大量に生成できるようになり、これまで以上に学力に応じた最適な問題の提供が可能となる。
実証実験では自動生成した問題の品質を確認するため、自動で作成した英語の問題をClassiのプラットフォーム上で配信し、対象となる生徒が問題に回答。事前にテストで測った生徒の学力と問題の正解率の相関を評価する。なお、事前に問題作成の専門家がチェックし、妥当な問題が作成されることを確認してから生徒に出題する。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年2月5日号掲載