本県では、平成27年度に策定しました「やまなし教育大綱」に基づき、計画期間である平成30年度末を見据えて、現在、様々な教育施策を進めているところです。その大綱では、「確かな学力と自立する力及び豊かな心と自己実現を図る力の育成」を始め、8つの方針を掲げ、本県にとっての「財(たから)」である子供や若者(=「人財」)の育成の基本的な方向性を示しております。そのいずれについても、特に重要なキーワードとなるのが「連携・協働」です。
グローバル化や情報化など、社会・経済の変化は一層速くなり、このような時代を生き抜いていく児童生徒には、様々な変化を柔軟に捉えるための知識や技能、学ぶ意欲を身に付けていくことと、そのような中で、自分はどうしていくのかを常に考えてもらいたいと願っています。また、それを指導していく教員も、時代の変化に対応できる知識や技能及び指導力を身に付け、生涯にわたって向上させていかなければなりません。
そのためには、本県教育委員会及び学校は、知事部局や市町村も含めた相互の連携はもちろん、外部との連携、すなわち家庭、地域社会、関係機関、大学、産業界などとの連携を積極的に進め、それぞれが持つ視点やノウハウ等の専門性を活用し、質の高い教育の実現及びその体制づくりに取り組んで参ります。