本県は現在、来年度からの次期教育振興基本計画(第3期)の策定作業を行っているところです。目指すべき姿としては、第1期計画からの「ふるさとを愛し、社会を支える自覚と高い志にあふれる人づくり~みんなでつくろう『教育立県あきた』~」を引き続き掲げ、それを基に方向性を示していく予定です。その一方で、社会問題化している教職員の多忙化を取り上げるとともに、将来を牽引する科学技術人材の育成、インクルーシブ教育システムの構築、安全・安心で質の高い社会教育環境の充実などの項目も新たに設けることとしております。
また、新学習指導要領の着実な実施に向けた準備作業も最盛期を迎えています。特に小学校においては、この4月から全面実施となる外国語教育とプログラミング教育に関する教員の指導力向上が求められており、本県では外国語教育実践事例集やプログラミング教育人材バンクを作成し、各校での授業や研修を支援する体制を構築しているところです。高等学校においては、カリキュラム・マネジメントに基づき、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた組織的な授業改善等の充実を図り、各校における教育活動の質の向上に努めることとしております。
今後も、関係団体、県民の皆様と共に「教育立県あきた」の実現に向けた取組を積極的に進めて参ります。