急速な技術革新やグローバル化など、教育を取り巻く情勢は常に変化しています。Society5・0の到来が予想され、知識を実社会での課題解決にどう役立てるか、創造的に思考するSTEAM教育や、よりよい社会の創り手を育むSDGsを意識した教育が求められています。本年度、「『教育県大分』創造プラン2016」の中間見直しを行い、子供たちの生涯にわたる力と意欲を高める「教育県大分」創造の取組を進めています。
昨年4月には、農業教育に適した風土に恵まれた久住高原に、県内唯一の農業単科校として久住高原農業高校が開校し、次代の県農業の担い手育成のための宿泊型研修施設「くじゅうアグリ創生塾」での取組もスタートしました。地方創生に向け、教育の現場でも「地域に選ばれる、魅力・特色ある高等学校づくり」を推進し、地域を担う人づくりと活力ある地域づくりに取り組みます。
現在、学力・体力の向上に一定の成果が表れてきましたが、児童生徒の健康課題、増加するいじめ、不登校への対策など不断の見直しを行い課題解決へ取組を進めます。また、一人ひとりの教育的ニーズに応じた特別支援教育、頻発する自然災害等に備えた防災教育など安全・安心な教育環境の整備に取り組み、子供たちに未来を切り拓く力と意欲を身につけさせる教育を推進して参ります。