本県では、校長のリーダーシップの下、全ての教職員が目標達成に向けて組織的に教育活動に取り組む学校改革を進めてきました。昨年の全国学力調査では、小・中学校ともに九州トップレベルを達成するなど着実に成果が表れています。この取組みをさらに深化させていくとともに、新学習指導要領の円滑な実施や学校における働き方改革などの施策にも対応しながら、大分県版「チーム学校」「芯の通った学校組織」を実現することで教育水準の向上を図っていきます。
また、今後も地方創生が喫緊の課題です。「地域を担う人づくり」と併せ、本年秋の国民文化祭、障害者芸術・文化祭や来年に迫ったラクビーW杯等の機に、文化・スポーツの面からも「活力ある地域づくり」を進めます。
熊本・大分地震に続く昨年の九州北部豪雨や台風18号災害では、子供たちの学校生活も大きな影響を受けました。災害の日常化とも言うべき状況にある中、子供たちの安全・安心、命を守る実効性ある防災対策・防災教育の必要性を再確認させられたところです。
このほか、本県での特別支援教育の在り方を決める第3次特別支援教育推進計画の策定・実行といった課題にも取り組む必要があります。次代を担う子供たちが変化の激しい時代を生き抜く力と意欲を身に付けられるよう、本年も不断の努力を継続して参ります。