長野県内に甚大な被害をもたらした台風19号災害から2か月半がたちました。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。河川の氾濫による学校施設の浸水や通学のための交通の遮断等により学校教育にも大きな影響が生じました。一日も早く、すべての子供たちが被災前の学習環境を取り戻すことができるよう復旧・復興に全力で取り組んで参ります。
デジタル技術の革命的進化に伴い、AI化社会が到来しようとしています。そのような中で、子供たちが未来を切り拓き、未来の創り手となるために、新学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びとなる授業づくりが求められます。
本県では、第3次長野県教育振興基本計画の基本理念である「学びの力で未来を拓き、夢を実現する人づくり」の実現のため、学校におけるICT環境整備等を通して、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」の学力の三要素の伸長を図るとともに、教師主導の画一的な教育、一斉一律の教育から、子供が主体の「個別最適化された学び」、「探究的な学び」への転換を図って参ります。
こうした「学び」の転換を「学びの改革」と位置づけ、本年も市町村教育委員会や学校現場等関係者と共通の理解を深め、幼保・小・中・高の一貫した「学びの改革」を推進して参ります。