本県は2014年12月に策定した「学びの変革」アクション・プランに基づき、生涯にわたり主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造することのできる人材の育成を目指し教育を進めています。
2019年4月には、この「学びの変革」を先導的に実践する広島叡智学園中学校・高等学校を開校したところで、今後、当校での取組の成果を県内に普及させ、本県全体の「学びの変革」の早期実現に取り組みます。
また、Society5・0時代の新たな学びの方向性を踏まえ、これまで以上に、子供たち一人ひとりの学習進度や能力・関心等に応じた学びを実現するため、今年度、「児童生徒の個別の状況に応じたカリキュラム」の研究を進める担当部署を設置し、イエナプラン教育を始めとする海外の実践事例等も参考にしながら研究を行うとともに、「東大ROCKET in 広島」を実施するなど、多様な学びの選択肢の提供に向けた取組を進めています。さらに情報技術の進展・高度化など社会情勢の変化に対応した教育環境の整備にも取り組んでいきたいと考えています。
本年もこれらの取組を着実に前に進めるとともに、引き続き現場主義を基点とし、学校現場の声に耳を傾けながら、広島で学ぶ子供たちが「広島で学んで良かった」と思える日本一の教育県の実現を目指して参ります。