現在は、情報技術の急速な発展や超高齢社会の到来、国際化の進展など、加速度的に変化しています。人口減少社会で、東京、日本の経済・産業にも大きな影響が予測されます。「東京都教育ビジョン(第4次)」は、次代を担う東京の子供の姿を、「情報化や国際化など急速かつ激しく変化するこれからの社会を主体的・創造的に生き抜いていく子供」と設定しました。
その実現のため様々な施策を展開し、子供たちに基礎的・基本的な力を確実に育成し、社会を牽引する力を育み、問題を解決していく資質・能力を育んで参ります。
特に、AIやビッグデータといった第4次産業革命技術を学校教育に実装し、活用することで、子供一人ひとりの能力を伸ばしていくことが重要です。同時にこれらの技術を使って業務の負担軽減を図り、教員が子供たちに向き合う時間を増やしていかなければなりません。今後「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」を推進し、すべての都立学校の全教室でインターネットに接続できる環境を整備し、生徒一人ひとりがICT機器を活用した豊かな学びを実現して参ります。
こうした「未来への投資」により、誰一人取り残さない教育を展開する「東京の学校教育の発展」と、「学校における働き方改革」という「社会的課題の解決」の両立に取り組んで参ります。