本市では「社会を生き抜く力を持った子どもの育成」を教育振興基本計画の目標の一つに掲げ、これからの未来を逞しく生きていく子供たちを育てていくための教育を推進しています。その施策の一つ「学びを支える教育環境づくり」では、平成29年度から3か年計画でICT環境整備を行っています。平成31年度には市内の全小中学校17校の全ての普通教室に電子黒板及び無線LANを完備し、児童生徒約5600人に対して約3000台のタブレット端末の整備を完了します。
ソフト面では17校に対して8名のICT支援員を配置して教員をサポートしています。教育委員会にはICT教育推進員とICT教育・英語教育担当指導主事の2名を配置し、ICTに関する情報の収集、活用方法の提案、教員研修の実施などに取り組んでいます。
ハード面の整備は来年度一旦完了しますが、環境整備は手段であり、ICTを効果的に活用して児童生徒が確かな学力を身に付けられるようにすることが目的です。日常的なICT活用の定着には時間がかかりますが、授業技術にICTが組み込まれることで、教員のキャリアアップや児童生徒の学力向上等に寄与できるものと考えます。今後も、次世代を担う行橋の子供たちのために誠心誠意尽力する所存です。
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