2020年、東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催の年に、子供たちの夢が一層ふくらむよう、香川県の基本理念である「夢に向かってチャレンジする人づくり」を進めて参ります。
これからの社会では、様々な力が求められます。言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力。どれも一朝一夕に身につくものではありません。これらの力の基礎は、乳児期からの経験の積み重ねで育まれます。香川県は、就学前教育サポート事業により、乳幼児期の教育から小学校教育へと発達の連続性を重視した支援を行います。
小・中学校においては、これまで蓄積してきた知見を生かしつつ、新しい時代に対応した授業づくりを追究します。退職校長・教職員の力を借りて行う「学力向上マイスター事業」や「さぬき学びの支援隊」で、教員の指導力を引き継ぐとともに、モデル校事業を活用し、新しい時代に求められる力を育てる実践の浸透を図ります。
県立高校では、地域課題を題材とした課題解決学習や、企業及び海外の高校等との交流を通し郷土愛を育みながら、グローバル社会に対応し、イノベーションを創出する力の基礎を培います。
第3期「香川県教育基本計画」の最終年度として、そして順次全面実施される新学習指導要領実施の始まりの年として、本年の取組を力強く推進して参ります。