今の子供たちが社会の主役となる10年・15年後は、AI(人工知能)等の技術革新の進展に伴い、社会の大転換が進むといわれています。働き方や職業そのものが根本から変わると予想される社会で求められる人材育成のために、今何ができるかを日々自問しています。学校現場では、これまで以上に、主体性や協働性を育む教育、多様な考え方・価値観を知り認め合う教育が必要です。そのために、ICTは非常に重要なツールとなると考えています。
町田市では平成30年度から3年間で市内62小中学校の全普通教室に大型提示装置と、各校に40台のChromebookを配置し、世界の教育現場で広く利用されているGoogleの「G Suite」を活用した授業づくりに取り組んでいます。「G Suite」は複数人がリアルタイムで共同編集を行えることが特長です。既にタブレットが導入された学校では、教員と子供たち、子供たち同士で創意工夫しながらそれぞれの特性、興味・関心を引き出す授業を実践しています。話し合い、助け合いながら皆で答えを探し、創り出していく姿に大きな可能性を感じます。テクノロジーの力を借りながら、学校を、誰もが自分らしく生きる意味・目的を見つけられる場、ワクワクしながら未来へ挑戦する力を身に付けられる場としていきたいと考えています。
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