我が国は、超スマート社会の実現に向けた技術革新の一層の進展など、大きくそして急速に変化することが予想されています。
さらに、近い将来訪れる人生100年時代を見据え、現状肯定、内向き、自己中心などと言われる現代の子供たちを、骨太で心のエネルギーの高い人間に育てていくことが求められています。
また、新学習指導要領が目指す方向は、「変化の激しい時代をたくましく生き抜く人間を育てる」、そのために「知識理解だけではなく創造的に問題を解決するための思考力や表現力などを育てる」、そのような能力を身に付けさせるために「子供の主体性や協働性を引き出す指導を重視する」ということだと考えております。
このような観点から、本県では、学校・家庭・地域が共通の指導方針や指導方法で子供の教育に関わる「鍛(きた)ほめ福岡メソッド」を展開してきました。
本年は、こうした取組をさらに進めます。そのために、「主体的・対話的で深い学び」の実現、ICTを活用した教育の推進、魅力ある学校づくりのための学校経営など、「福岡県らしい新たな学校教育」の在り方について研究して参りたいと考えております。
今後も本県の子供たちが変化の激しい時代をたくましく生き抜く力を身に付けられるよう取り組んで参ります。