神戸市は、子供の非認知能力向上を目的に、一般社団法人ダヴィンチマスターズと連携し、7月1日から動画プログラム「ダヴィンチマスターズ with KOBE」の配信をYouTubeで開始した。
「ダヴィンチマスターズ」は次の4つのステップを通じ、子供の非認知能力を高めるプログラムを提供している。▽動画プログラム「ダヴィンチプログラム」を視聴、▽視聴後、自信で取り組む ▽取り組んだ成果を写真などに撮り、メールやSNSで投稿、▽双方向型の交流で自分の考えを披露。他の子供の意見を聞く。
本プログラムの神戸市版が「ダヴィンチマスターズ with KOBE」だ。
動画プログラムは2つを用意。
須磨海岸など神戸の豊かな自然や里山を取り上げた「神戸市オリジナルプログラム」、迷路やプラスチックなど身の回りのものを題材にした「理数系プログラム」だ。
「Withコロナ時代の子供の学び」では通常時よりも経験が制限される。
そこで非認知能力向上につながる思考機会を子供たちに提供すると共に、保護者にも非認知能力の大切さに気づいてもらう考えだ。
さらに、配信された動画を通じて神戸市の魅力を再発見し、将来的に双方向型の交流や神戸市でのリアルなイベントも開催も予定している。
神戸市 新産業課 チーフ・エバンジェリストの栗山麗子氏は「神戸市だけでなく、全国に動画を見てもらうことで、神戸市のプロモーションにつながる。神戸市と他地域の児童が接する双方向の交流機会も作りたい」と語る。
7月1日に配信されたプラスチックをテーマにした動画「オリジナルスタンプをつくろう‼」ではプラスチックの風船を溶かす素材として、レモンなどに含まれるリモネンを取り上げた。
自宅では発泡スチロールをリモネンで溶かしたオリジナルスタンプづくりに挑戦。最後に監修者が学びのポイントを解説。皆のスタンプをオンライン上で披露し合った。
Webに特設サイトを用意。そこからYouTubeにリンクし、動画コンテンツを視聴できる。今後、週1回程度のペースで動画をアップ。全20回の配信を予定。
非認知的能力とは
「社会情動的スキル」とも呼ばれる自己肯定感・思考カ・行動力・他者との協働・社会意識力などに関するスキル