本県は昨年3月に「いわて県民計画(2019~2028)」と「岩手県教育振興計画」を策定したところであり、これらの計画の下、本県の有する多様な豊かさや人のつながりなどの強みを生かしながら、本県の未来を担う人づくりに取り組んでいます。
2020年度は、新しい学習指導要領が小学校で全面実施される重要な年です。新学習指導要領にしっかりと対応し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を進め、学校の実態や特色を踏まえた教育課程の編成や、ICTを活用した効果的な授業の推進、子供たちが主体となる探究的な学習などを進めて参ります。
また、東日本大震災津波から間もなく9年が経過しますが、震災の経験や教訓を、学校教育を通じて継承していく「いわての復興教育」の新たな副読本の活用等により、郷土に誇りと愛着を持ち、復興・発展を支える人材の育成に引き続き取り組んで参ります。
教育施策の推進に当たっては、学校、家庭、地域の一層の連携・協働が不可欠です。長年にわたる教育振興運動の基盤も生かした地域学校協働活動を充実させるなど、学校教育と社会教育・家庭教育との結びつきを強め、岩手県教育振興計画の基本目標である「学びと絆で 夢と未来を拓き 社会を創造する人づくり」に向けた取組を今後も進めて参ります。