京都府立清明高等学校は12月7日、「平成29年度『京都フロンティア校支援事業』に係るICT利活用の公開研究授業」を開催。京都府立学校をはじめ、他府県の学校関係者など129名が参加した。
全体会では清明高校の概要や同校のICT教育について説明。清明高校では学校生活の様々な場面でICTを活用。また、ICTの効果的な利活用を目的として、学習支援ボランティアを募集し、学習指導の補助を行っている。無線LANアクセスポイントは普通教室、特別教室、体育館に設置して生徒用インターネット環境を整備。入学年次生には全員に1人1台のタブレット端末を貸与し、中間年次生は新たなタブレット端末を購入。費用は約7万円で前年度中に保護者への購入説明会を行っている。
公開授業では3・4限に全講座の授業、5限に学校設定科目で生徒が自らの課題に応じて学び直しができる「アンダンテ学習」を見学。グループセッションでは清明高校の教員と参加者がグループとなり、公開授業の感想などについて意見を交わした。その後のICT体験・説明では、NPO法人eboard、コードタクト、Classi、LoiLoの担当者が導入事例などを参加者に伝えた。
公開研究授業終了後には「第2回ICT利活用の推進に関する意見聴取会議」を開催。公開研究授業の内容を踏まえながら、各委員がICTを効果的に利活用した授業について協議。今回の意見を参考に授業の改善や次年度に向けた取組を進める。