本県は本年3月に第2期教育大綱及び第3期教育振興基本計画を策定し、これまで取り組んできた「チーム学校」の取組や様々な困難を抱え厳しい環境にある子供たちへの支援をさらに充実することとしています。特に小中学校における不登校の出現率は、全国と比べ高い状況にあるため、教育委員会を中心に組織横断的に取り組むべき喫緊の課題として、未然防止の取組と迅速な初期対応や市町村教育委員会、各学校及び医療・福祉等の関係機関と連携した支援体制の構築を進めます。
また、中山間地域の高等学校への遠隔教育システムを活用した授業の配信をはじめ、学習指導におけるデジタル技術の活用を積極的に推進するとともに、デジタル社会で活躍できる人材の育成に取り組みます。こうした取組を確実に進めるため、教員が子供たちと向き合う時間を確保できるよう、教職員の働き方改革を推進します。
また、本年7月31日から8月6日にかけては、「蒼海の知 緑樹の感 陽光の志 いま、南国土佐に集うとき」を大会テーマに、第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)を開催します。「高知家で待ちゆうき! 拡げよう 魅せよう 繋げよう」を大会の基本方針とし、新たな芸術・文化活動の創造につながることを目指して、高知県らしい大会となるよう準備を進めて参ります。