本県は昨年策定した｢教育に関する大綱｣に基づき、｢教育振興基本計画｣の検討を進めています。子供たちが楽しく学校に通うことができるよう、子供の個性を｢引き出す教育｣や、好奇心や探究心を持って学びを｢楽しむ教育｣を推進していきます。
そして、ふるさとへの誇りと愛着を育むため、農業体験など地域特性を活かした活動や、地域を知る探究活動とともに、本年は体験学習の成果や地域の伝統文化を発表し、交流する｢福井ふるさと教育フェスタ｣を実施します。
また、増加する外国人児童生徒等への対応として、多言語翻訳機の導入や支援員の配置、全日制県立高校特別入試枠の設定を行うとともに、特別支援学校において農業実習の拡大や就職先の開拓を行うなど、児童生徒一人ひとりに応じた教育環境の充実を図ります。
子供に向き合う時間を確保し、丁寧な教育を進めていくため、教員の働き方改革を着実に実施していきます。昨年策定した｢学校業務改善方針｣に基づき、外部人材の活用や部活動休養日の設定などを進めるとともに、部活動の在り方など諸課題について、市町教育委員会等と連携して検討を進めます。
本年も、子供たちが夢や希望を持ち、自らの可能性に挑戦して、一人ひとりの個性を輝かせることができるよう、全力を尽くして参ります。
