浜松市ではこれまで、市内全小中学校への校務支援ソフトの早期導入や大型提示装置等の配置により教育の情報化に努めて参りました。また、平成28年7月から11か月間、産学官連携によりモデル校3小学校の3年生以上の児童にタブレットPCを貸与し、授業や家庭学習での活用を通じて、学習意欲や学力向上等に関する実証研究を行いました。
さらに、昨年7月には国の動向を踏まえ「第3次浜松市教育総合計画~教育の情報化編~」を策定し、本市の教育の情報化における基本方針を示すとともに、これからの時代に必要な資質・能力である情報活用能力の育成を目指しています。2020年度に実施される新学習指導要領においても「情報手段を活用するために必要な環境を整えること」や「情報活用能力を確実に育成すること」が明記され、教育の情報化への取組の充実が一層求められています。
今後は、実物投影装置や学習者用PC等の学習活動を支えるICT環境整備を進めるとともに、特別支援学級における学習支援や、複式学級における間接指導の充実等、様々な環境でのICT機器活用に関する検証を行っていきたいと考えています。そして、教育の情報化を通じて子供たちに必要となる資質や能力を育み、本市の教育理念の1つである「未来創造への人づくり」の実現を目指して参ります。
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