今年は、第3期となる本県の新たな教育振興基本計画がスタートする年であり、現在、策定に向けて詰めの作業を行っているところです。
教育は、子供たちが社会に出て活躍する10年後、20年後を見据えて、今何をなすべきかという視点で取組を進めていくことが重要であり、新たな教育振興基本計画においても、この視点を十分に意識し、取り組んでいくこととしています。
近年、子供たちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化しており、教育改革、地方創生等の動向からも、学校と地域の連携・協働は大変重要となっています。そのため、平成29年度から、学校と地域が一体となり、役割分担をしながら同じ目標に向かって取り組む「きのくにコミュニティスクール」を導入しました。地域住民、保護者等が一定の責任と権限をもって学校運営に参画するとともに、必要に応じて地域・家庭等への要請を行うことで、学校と地域・家庭をつなぎ、学校や地域・家庭が抱える様々な課題を解決していきたいと考えています。平成31年度までの3年間で、県内全ての公立小・中・高等学校及び特別支援学校に導入していく予定です。
この取組以外にも、学力や体力の向上、いじめ・不登校対策、道徳教育、教員の多忙化解消等、様々な取組を進め、「未来を拓くひとを育む和歌山」の実現を目指します。