本県では、現行の「栃木県教育振興基本計画2020―教育ビジョンとちぎ―」が本年3月で計画期間を終了するため、現在、新計画の策定を進めております。
新計画では、すべての教育活動の前提として、学びの場における安全を確保することと、一人ひとりを大切にし、可能性を伸ばすことを目標に掲げました。2017年に発生した那須雪崩事故のような痛ましい事故を二度と起こしてはならないという決意の下、学校安全の徹底・充実に取り組むとともに、特別支援教育や日本語指導が必要な児童生徒への指導・支援等の充実を図ります。
その上で、次代を担う子供たちに、予測困難な時代をたくましく生き抜く力を育むために、学習と生活の両面から児童生徒の主体性を引き出し、自分の目指す未来を描き、切り拓く力の育成を図ります。
また、学校教育の情報化や学校における働き方改革、学校と家庭・地域の連携・協働等を推進し、教育の基盤となる部分を整えることで、本県全体の教育力の向上を目指します。
この新計画の下、とちぎで育つすべての子供たちが安心して学び、自分の可能性を存分に伸ばすことのできる教育環境の実現に向けて全力で取り組んで参りますので、本年も引き続き、皆様のご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。