近年、少子高齢化やグローバル化の進展、ICT化の加速を背景に、教育を取り巻く環境は大きく変化しております。こうした中、子供たちには確かな学力とともに、たくましく生きる力、いわゆる人間力を身につけることがこれまで以上に求められています。
本県では「第2期石川の教育振興基本計画」において、「未来を拓く心豊かな人づくり」を基本理念に掲げ、基礎的・基本的な知識や技能はもとより、自ら学び、課題を発見し解決できる力を身につけた、未来を切り拓こうとする気概あふれる積極果敢な人づくりを目指し、様々な施策に取り組んでいます。
一方で、教職員の長時間勤務が全国的な課題となっていることを踏まえ、本県では、年間を通して教職員の時間外勤務の悉皆調査を行うとともに、「教職員多忙化改善推進協議会」を設置し継続的な協議を行っています。一昨年3月には、「教職員の多忙化改善に向けた取組方針」をまとめ、関係者が足並みを揃えて改善に向けた具体の取組を進め、その効果が表れてきています。
将来を担う子供たちが確かな学力とともに、人間力を身につけられるよう、また、教職員が健康で充実した毎日の中でしっかりと職責を果たすことができるよう、今後とも、市町の教育委員会や学校現場と密接に連携し、様々な施策に取り組んで参ります。