本県では、新富山県教育振興基本計画の基本理念「ふるさと富山に誇りと愛着を持ち、地域社会や全国、世界で活躍し、未来を切り拓く人材の育成―真の人間力を育む教育の推進―」のもと、将来の富山を担う人材の育成を目指し、富山ならではの質の高い教育を行うため、新学習指導要領に対応した様々な施策を展開しています。
非認知能力の育成をはじめ幼児教育の質を高める幼児教育センターの設置、小・中学校における少人数教育の推進、小学校英語専科教員の拡充配置、中学生が職場体験やボランティア活動を行う「社会に学ぶ十四歳の挑戦」の実施、県立高校では、探究的・科学的な思考力を高める実践、最新技術を取り入れた職業教育の実践等、各学校の教育目標を踏まえた人材育成の取組である「令和の魅力ある学校づくり推進事業」などを実施しています。また、ICTを活用した授業改善を図るとともに、子供たちの「学びを保障」できるよう、全県立学校における1人1台端末と高速インターネット回線の整備に取り組んでおります。
未来を担う、地域の宝である子供たちの健やかな成長のため、教育県富山の伝統を活かし教育の質を高め、市町村教育委員会や関係機関、諸団体等と協力し、家庭・学校・地域の相互連携で、実効性のある教育行政に努めていく所存です。