2018年4月の就任以来、教育と福祉の連携や、「すべての子供の学びと育ちの支援」をテーマに掲げ、着実に取組を進めて参りました。
本年は、コロナ禍にある中、子供の安全と保護者の安心確保を最優先として、すべての子供の学びと育ちの支援の一層の推進に取り組んで参ります。
まず、小学生を対象とした新たな学力テストを導入し、従来のテストにはない教科横断的な出題等により、個人の学力を総合的・継続的に把握することで、確かな学力の育成に活かします。
また府立高校等では、1人1台端末の配置をめざすとともに、昨年実施したICTを活用した英語力の向上等のモデル事業の実績を踏まえ、新時代の教育の実現に向け取り組みます。
近年、教育を取り巻く環境が大きく変化する中、大阪の教育の原点である、課題を抱える子供をしっかりと支援する「公平性」と、生徒のもつ能力を最大限に伸ばす「卓越性」に軸足を置いた府立高校のあり方等について、有識者のご意見を踏まえ、全体像を描きたいと考えています。
コロナ禍にある今、原点に立ち返り、ポストコロナ時代の新たな学びや子供たちの支援に向けた取組を一層加速化して参ります。
本年も、大阪府教育行政にご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。