今年は、新学習指導要領が小学校から段階的に導入され、また、本県では新たな教育大綱、教育プランの策定が予定されています。
まさに「変革、節目」の年です。計画の策定に当たっては、課題を見極め、「子供のため」という原点を忘れず、特に、学力の向上、英語教育日本一、情報化の推進の三点に重点的に取り組んでいきます。
学力の向上では、熊本の学びの在り方を示した「熊本の学び推進プラン」を今年策定し、学校、子供、家庭、地域、行政の五者で連携して実現を目指します。今後、新しく見直した県学力・学習状況調査やICTを活用し、子供たち一人ひとりの習熟度に応じた最適な学びの実現を目指します。
英語教育日本一に向けては、ALTの拡充や外部検定試験受験料の支援、本県独自の英語教材の活用、さらには、海外留学や進学への支援充実などにより、グローバル人材育成の取組を強化します。
教育の情報化では、国の動向を踏まえながら、子供1人1台のパソコン整備の早期実現を目指し、学力向上や教育環境の地域間格差の解消、さらには働き方改革の実現に取り組みます。
時代や社会が変化していく中で、熊本の宝である子供たちの夢の実現に向けて、新しい熊本県教育の幕開けとなるように、何事にも前向きにチャレンジしていきます。