本県では、平成28年度に策定した教育大綱及び第2期高知県教育振興基本計画に基づき、学校の組織力を高め、教員同士が組織的に授業力の向上や生徒指導の充実に取り組み、外部人材の力も活用して学校の課題解決を図る「チーム学校」の構築に向けた取組を進めています。
複数の中学校に導入した「教科のタテ持ち」では、定期的な教科会を通じて教員同士が学び合い、組織的に授業改善に取り組む風土が定着しつつあり、今後はタテ持ちが可能な全ての中学校に取組を拡大していきたいと考えています。さらに、高等学校においても、基礎学力の定着が不十分なまま卒業している生徒に、組織的に授業改善を進める指導体制の構築に取り組んで参ります。
併せて、いまだ全国平均を大きく上回る不登校の問題に対しても、学校間連携の強化とともに、校内支援会を中核に据え、学校全体がチームとなって児童生徒を確実に支えていく体制の強化を図って参りたいと考えています。今年もこうした体制の強化に全力で取り組み、子供たちに必要な資質・能力を確実に育んで参ります。今年の夏には、全国初の県・市共同運営による「オーテピア高知図書館」と、プラネタリウムを併設する「高知みらい科学館」がオープンします。知の拠点として、多くの皆様に愛される施設となるよう、準備を進めて参ります。