教育を取り巻く環境は、新しい学習指導要領の実施や教職員の多忙化、いじめの社会的問題化、そして新型コロナウイルス感染症に伴う「新しい生活様式」により様々な制約が求められる学校運営など、多くの課題を抱えております。
また、これからの社会はAI(人工知能)やビッグデータ、IoTといった先端技術が高度化し、あらゆる産業や社会生活に取り入れられたSociety5・0時代を迎えることとされており、今後、社会の在り方そのものが劇的に変わると考えられています。
こうした中本県は、来年度からの教育の総合的な指針となる「第3期石川の教育振興基本計画」の策定を進めています。
今回の計画では、現計画策定以降の状況の変化を踏まえ、キャリアステージに応じた「いしかわ型教員研修体制」の充実や、教職員の多忙化改善などについて位置づけるほか、GIGAスクール構想の実現による学びの質の向上や、新型コロナウイルス感染症と共生していく学校運営など、昨今の新たな課題への対応についてさらに盛り込むこととしております。
将来を担う子供たちが確かな学力とともに、自分の未来を切り拓いていくため必要な生きる力を身につけられるよう、今後とも、市町の教育委員会や学校現場と密接に連携し、様々な施策に全力で取り組みます。