本県は2017年度に「学力向上推進プロジェクト」を策定し、「授業改善」を重点項目に掲げ、新学習指導要領の趣旨に向けた取組を推進しております。昨年は、県学力向上推進本部会議等を通して、新学習指導要領の理念や内容を周知し、それに基づいた次期学力向上推進施策の策定へ向けて取り組んできました。今年は4月からの小学校学習指導要領全面実施に合わせて次期施策を推進し、児童生徒一人ひとりに「新しい時代を創ることのできる資質・能力」を育む視点を持ち、豊かな創造性を備えた持続可能な社会の創り手となる人材育成を目指して取り組んで参ります。
新学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」が理念として掲げられ、学校・家庭・地域の連携を密にし、家庭教育の支援と地域教育力の向上に取り組むことが更に重要となります。
本県は2013年度から推進する「家(や)~なれ~運動」の成果をもとに、持続可能な家庭教育支援の一層の充実を図ってきましたが、各市町村や地域の課題は様々で、実情に応じた取組が必要です。来年度からは、これまで県が養成した家庭教育支援アドバイザーや社会教育指導員等を中心とした家庭教育支援チームを結成し、各市町村等の課題解決につながるよう支援することで、家庭・地域の教育力向上に取り組んで参ります。