本年は、滋賀県において第3期滋賀県教育振興基本計画を策定し、新しいスタートを始める年となります。
本県ではこれまで、「未来を拓く心豊かでたくましい人づくり」を教育の基本目標として掲げ、確かな学力、豊かな人間性や社会性、自ら未来を切り拓いていくことのできるたくましさなどを育むことに取り組んできました。
一方、人生100年の時代を迎えると言われているなか、豊かに生きていくためには、「学校教育」「家庭教育」とあわせて、生涯にわたって学び、自分らしく生きがいをもって活動し続けることが大切となります。しかし、個人で解決できることには限界があり、企業や大学なども含めた地域の理解と協力を得ながら、「人と人」、「人と地域」が共に連携し、地域への誇りや郷土への愛着が深められるよう、生涯学習の振興にも取り組んでいきたいと考えています。
将来の予測が難しい急速な社会情勢の変化の中で、一人ひとりが大きな可能性を持っている滋賀の未来を担う子供が、これまでに経験したことのない課題を前向きに受け止めて、たくましさとその中に優しさを持ちながら、新たな価値観や行動を生み出すことにより解決し、未来を拓き、よりよい社会を築いていけるよう、引き続き「夢と生きる力」を育んで参ります。