昨年の新型コロナウイルスの拡大に際しては、子供たちの安全安心を第一に、学びの確保に努めました。本県独自の学習動画をケーブルテレビ等で配信し、学習の遅れを早期に取り戻したほか、小中と同様にすべての県立学校の生徒に1人1台タブレットを前倒しで整備することとしました。また、SNSを活用した相談窓口を設置するなど子供たちの心のケアにも努めております。
本県では昨年3月、子供の個性を引き出し、自ら進んで学びを楽しむ教育などを柱とする、「福井県教育振興基本計画」を策定しました。今後、小中に推進校を設け、ICTを授業で効果的に活用した「引き出す・楽しむ教育」や、教職員の働き方改革を推進し、本県の教育をもう一段高い次元へと進めます。
また、企業や行政等と協働した探究活動を進めるための地域コーディネーターの設置や、産業界と協働した共通科目「ふくいの産業」の設置、「話せる英語」の授業、情報教育の充実など、県立高校の魅力化を進めていきます。
さらに、今夏、本県を中心にインターハイが開催される予定です。全国の高校生を温かくお迎えするため、広報・おもてなし・環境美化の活動に取り組んでいます。
本年も、一人ひとりの個性が輝く、ふくいの未来を担う人づくりを推進して参ります。