ＡＩ等の進化により社会は予測を大きく上回る速度で変化しています。子供たちには、社会がどのように変化しようと自分の力で生きぬいていける力を育むことが必要であり、そのために、従来の画一的な知識重視型の教育から、多様な価値創造型の教育への抜本的な改革が求められます。
京都府は企業や大学の御協力を得て、中学生の課題解決型学習のモデル事業に着手しました。学びの場を教室の外にも広げ、社会に出たときに直面する｢答えのない問い｣に取り組ませることにより、学びを深め、社会性を豊かにし、地域への愛着も育んでいきたいと考えております。
府立学校では全校のＩＣＴ環境の強化を始めております。ＩＣＴの活用により、情報活用能力を身につけさせるだけでなく、効率的・効果的な集団学習や一人ひとりの能力に応じた個別学習など、多様な教育が展開でき、学びの世界をより豊かにできます。このように急激な社会状況の変化を見据えた教育改革を強力に推進していくためには、新時代の教育ビジョンを明確にお示しする必要があることから、現在は新たな｢京都府教育振興プラン｣の策定に着手しております。
次代を担う子供たちが幸せな未来の創り手となれるよう、時代と社会の要請に応じた新しい京都府の教育に全力で取り組んで参ります。
