本県では、岩手が目指す将来像や長期的な取組の方向性を示す次期県総合計画の策定に併せ、教育分野の個別計画となる「岩手県教育振興計画(仮称)」の策定に向けた検討が始まっております。
この計画は、岩手が持つ多様な豊かさやつながりなどにも着目し、岩手だからこそできる教育という視点なども取り入れ検討して参りたいと考えております。
東日本大震災の発災から間もなく7年を迎えようとしており、復興に向けた歩みは着実に進んでいる一方で、仮設住宅での生活の長期化など、様々な困難を抱える子供たちも未だ多くいます。学びの場の復興に全力で取り組むとともに、昨年本県で開催された全国知事会での「岩手宣言」にも盛り込まれた、災害の教訓を次世代へ継承する取組も充実して参ります。
また、人を育む教育は社会形成の礎であるという認識の下に、「知・徳・体」を備え調和のとれた人間形成などに向けて、教育の質の保証と学ぶ機会の保障と併せ、教員の勤務負担軽減などにも取り組み、児童生徒に質の高い教育を安定的に提供できる教育環境を整備して参ります。
岩手の子供たちが、技術革新やグローバル化など、急速に変容する時代を主体的に生き抜く力を身に付けられるよう学校、家庭、地域の連携・協働を一層進め、岩手の教育の復興と発展に向けて取り組んで参ります。