本県では、2020年3月、今後5年間に取り組むべき施策を示す「第6次山形県教育振興計画(後期計画)」を策定いたしました。「人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり」を基本目標として、各般の教育施策を展開しており、本県教育の一層の充実を図っているところです。
後期計画では、目指す人間像を「『いのち』をつなぐ人」「学びを生かす人」「地域をつくる人」とし、他者を尊重し自己を大切に思う自尊感情の更なる育成や主体的・協働的な学びによる確かな学力の育成、地域課題を発見・解決する力の育成等に取り組んでいくこととしております。
「地域をつくる人」に関し、郷土愛を育み、地域と協働する教育の推進を主要施策に掲げております。本県では、各学校の地域課題の解決に向けた取組を発信する場を設ける等により、児童生徒が地域と関わり、地域活性化に取り組む活動を推進しております。コロナ禍においても、感染防止対策を充分に行いながら、山形の魅力について、多くの学校が探究型学習の中で、児童生徒同士や地域の方々と対話することを通して学びを深めております。
今般のコロナ禍はまさに予測困難な時代と言えますが、このような状況にあってこそ、広い視野と高い志を持って山形の未来を切りひらいていく人材の育成に、更に邁進して参ります。