｢人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり｣を基本目標とする第6次山形県教育振興計画（2015～2024年度）の前期が2019年度で終了することから、前期の取組を総括し、これからの社会の変化を見据えた後期計画の策定を進めております。
今年重点的に取り組むことのうち、本欄では二つをご紹介いたします。
一つ目は、社会を生きぬく基盤となる確かな学力の育成です。本県では、変化が激しい社会を生きる上で必要な課題解決能力を育成するため、小・中・高等学校を通じた探究型学習を推進しており、今年も、小・中学校の探究型学習推進協力校及び高等学校に設置している探究科・探究コースの実践を普及して参ります。来年度からは、学力向上支援チームを組織、小・中学校訪問による各校の取組に沿った指導・支援を行うための予算要求をしております。
二つ目として、県立高等学校全校に統合型校務支援システムを2021年度に稼働するための整備を行い、校務処理の効率化による働き方改革を推進します。これまで以上のきめ細かな学習・生徒指導等の実現に向け、教職員が生徒とじっくり向き合える環境づくりに取り組みます。
こうした取組をはじめとする様々な取組を展開し、社会の変化に主体的に対応し、山形の未来をひらく人づくりに更に邁進して参ります。
