「人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり」を基本目標とする第六次山形県教育振興計画は今年で５年目。１０年を見通す計画の前期を総括し、社会の変化を見据えた後期の計画策定を進めており、今年重点的に取り組むことのうち２つをご紹介します。
１つ目は、社会を生き抜く基盤となる確かな学力の育成です。本県では、変化が激しい社会を生きる上で必要な課題解決能力を育成するため、小・中・高を通じた探究型学習を推進しております。その一環として、小・中学校では引き続き推進協力校（２０校）の実践研究成果を広く普及するとともに、高等学校においては、今年度、探究科、普通科探究コースを新たに設置した先進的な取組の他校への普及を図りながら、大学入試制度改革も見据えつつ、社会の変化に対応できる学力を育成して参ります。
２つ目は、教職員の働き方改革の一層の推進です。現在、政府予算案を踏まえ、スクール・サポート・スタッフや部活動指導員のさらなる増員を図るとともに、勤務時間を適切に管理するためのタイムレコーダーの導入や時間外の電話対応を縮減するための留守番電話導入を試行すること等を含めた予算要求を行っております。
こうした新たな取組を展開しながら、社会の変化に的確に対応し、山形の未来をひらく人づくりを一層進めて参ります。
