昨年9月に発生した北海道胆振東部地震では、多くの皆様方から御支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年は「北海道教育総合大綱」と「北海道教育推進計画」を改訂しました。地方における人口減少の問題やグローバル化する社会経済の状況など、子供を取り巻く環境が変化するなか、次代を担う子供たちがふるさとへの誇りと愛着を持ち、世界に視野を広げ、将来の北海道を支える人材として成長することができるよう、学力・体力の向上、いじめ対策、ふるさと教育や国際理解教育の推進、幼児教育の充実、家庭や地域の教育力の向上などに取り組みます。
今般の学習指導要領の改訂について、小学校英語の教科化の対応として専科教員の配置、英語担当教員の巡回指導を通じて教員の指導力向上を図る事業を実施。小学生がALT等と英会話を体験する機会の充実に努めています。また道徳教育では「考え、議論する」授業の着実な実施のため研修会等を通して教員の理解を深めています。
高校教育では「社会に開かれた教育課程」の実現を目指します。生徒に身に付けさせたい資質・能力を明確にし、家庭や地域社会と連携・協働して教育活動の充実に取り組みます。技術革新が進む基幹産業等の体験的な学習機会の提供や、地域課題の解決をテーマとする実践研究への取組などを進めてまいります。