平成29年4月に策定した新富山県教育振興基本計画は、「ふるさと富山に誇りと愛着を持ち、地域社会や全国、世界で活躍し、未来を切り拓く人材の育成―真の人間力を育む教育の推進―」を基本理念としています。この基本理念のもと、富山ならではの質の高い教育を行うための特色ある取組や環境整備である「富山スタンダード」をさらに推進して参ります。
新学習指導要領では、子供たちの生きる力を育むために、アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善、小・中・高等学校を通じたプログラミング教育、小学校5、6年での英語の教科化などが重視されています。
本県では、小・中学校にアクティブ・ラーニング推進リーダーを配置し、教員の指導力向上に取り組み、県立学校においても、変革に的確に対応できる授業改善のため「新たな学び創造事業」を実施。またプログラミング教育の円滑な実施のために、出前講座等の教員研修を充実させています。さらに、英語の教科化に備え、英語専科教員の配置の拡充や授業の補助を行う大学生を英語学習パートナーとして派遣しています。
子供たちの健やかな成長のために、教育県富山の伝統を活かして教育の質を高め、市町村教育委員会や関係機関、諸団体等と協力し、家庭・学校・地域の相互連携のもと、実効性のある教育行政に努めていく所存です。