昨年4月に策定した新富山県教育振興基本計画は、「ふるさと富山に誇りと愛着を持ち、地域社会や全国、世界で活躍し、未来を切り拓く人材の育成-真の人間力を育む教育の推進-」を基本理念としています。この基本理念のもと、富山ならではの質の高い教育を行っていくため、特色ある取組や環境整備である「富山スタンダード」を更に推進して参ります。
具体的には、とやま型学力向上総合支援事業等による確かな学力の育成、とやま科学オリンピックの開催等科学教育の充実、35人学級選択制の4年生への拡充等少人数教育の充実、個々のニーズに応じた特別支援教育やICT教育の推進、体育・スポーツの充実、いのちの教育や「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」等による人権意識や社会性の向上、キャリア教育やライフプラン教育の充実、富山県美術館をはじめとする文化施設を活用した若い世代の芸術文化活動の振興、ふるさと教育の推進など、人間力を育む教育を推進して参ります。
人づくりは、活力、未来、安心の県政の3本柱に共通する本県の最重要政策です。子供たちの健やかな成長のために、教育県富山の伝統を活かして教育の質を高め、市町村教育委員会や関係機関、諸団体等と協力し、家庭・学校・地域の相互連携のもと、実効性のある教育行政に努めていく所存です。