今年は、明治改元から150年という節目の年を迎えますが、明治維新胎動の地である本県では、様々な取組を明治150年プロジェクト「やまぐち未来維新」として展開しています。幕末・明治期の未知の時代を切り拓き、わずか50年余りという短期間で急速な産業化を成し遂げた先人たちに学び、未来へつないでいく上で、ふるさとやまぐちを愛し、未来を担う人材の育成を担う教育の役割は、益々重要となっています。
本県では、全国に先駆け、小・中学校のコミュニティ・スクールを核とした「やまぐち型地域連携教育」を全県的に展開するとともに、県立高校などへのコミュニティ・スクールの導入も進め、社会総がかりで子供の学びや育ちを支援する教育の充実を図っており、その成果は、子供たちの学力向上のみならず、郷土愛の高まりなどという形で表れてきているところです。本県の最重要課題である人口減少の克服に向けた地方創生の取組が本格化するにおいては、このような将来を担う人材の育成に加え、地域力の強化も図っていくことが重要と考えております。
今後は、地域の活性化や課題の解決に向けた拠点としてのコミュニティ・スクールの機能の充実を図りながら、学校を核とした人づくり・地域づくりにも取り組み、社会総がかりによる「地域教育力日本一」の取組を一層推進して参ります。