本県では、教育大綱及び第2期高知県教育振興基本計画に基づき、学校の組織力を高め、教員同士が組織的に授業力の向上等に取り組む体制づくりを進めています。
中学校では、複数の教員が学年をまたいで同じ教科を担当する「教科のタテ持ち」や、同じ教科の教員が少ない学校における教科の枠を超えた「教科間連携」など、教員同士が学び合う組織的な授業改善の取組が広がっています。今後は県内の全公立中学校に展開するとともに、小学校においても、若年教員を育成するためのメンター制度の導入によるOJTを推進し、授業改善に取り組んでいきます。
高等学校では、学力向上対策の専門チームが精力的に学校訪問を重ね、授業改善等の指導・助言を行うことで、教員の意識改革が着実に進むとともに、生徒の学力面においても成果が表れ始めています。
また少子化の進行に伴い、特に中山間地域では一層の生徒減少が見込まれていますが、高等学校は地域における教育の拠点であるとともに、地域振興の核ともなり得る重要な存在です。
そこで本県では「県立高等学校再編振興計画」に基づき、ICTの活用等により地理的条件や学校規模に影響されない教育環境の実現を図るとともに、地域と連携した魅力ある学校づくりに取り組み、高等学校の振興を図って参ります。