本県は、全国学力・学習状況調査において、小学校は全国水準を維持し、中学校も着実に改善しております。本県においては、「授業改善」を学力向上の重点に位置づけ、よりよく考え、判断し、行動できる子供の育成を目指し、授業の質の向上に取り組んでおります。年間200~300校の小中学校を訪問し、先生方の授業力の向上を支援しております。
家庭教育に関しては、沖縄の方言で「家(や)~なれ~る、ふかなれ~」という、家庭でのしつけや習慣が、外に出たときのかがみ(鑑)になるという、古くから伝わる「沖縄の心」があります。子供の健やかな成長にとって、家庭教育は何よりも大切だということを再認識し、みんなで家庭教育を応援する県民運動として、平成25年に「家~なれ~」運動が誕生し、今年で6年目になります。
家庭教育を個々の家庭の努力のみに委ねることなく、担い手である保護者の学びや育ちを社会全体で支えていくことが必要であることから、保護者同士の交流の場や相談の場の提供、家庭教育を支援する人材の養成などに取り組んでおります。
今後も、「地域の子は地域で守り育てる」という強い意識を持ち、「できることからはじめよう!」を合い言葉に、県民誰もが「我が家の家庭教育」について語ることができる社会の実現を目指し、取り組んで参りたいと考えております。