人口減少やSociety5・0時代の到来、また新型コロナウイルス感染症の拡大など、社会の変化が加速度を増す中、学校教育には、子供たち一人ひとりが、自分の良さや可能性を認識するとともに、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越えていく力を育成することが求められています。
このため本県では、国が整備する小・中学校に加え、高等学校等にも児童生徒1人1台のタブレット端末を導入し、これまでの学校現場での実践を組み合わせて、一人ひとりに応じた「個別最適な学び」や、海外や他の学校とつなぐ「協働的な学び」などを発展させ、市町教委と連携しながら、全ての子供たちの可能性を引き出す学びの実現を目指しています。
また、生徒のニーズの多様化や人口減少に伴う学校の小規模化の進行等に対応するため、新しい時代に求められる学校像について検討し、中・長期的な視点に立って、新たな「県立高校将来構想」を策定したいと考えています。策定にあたっては、県全体のバランスを考慮した学校・学科の配置や、特色ある学校づくりについても検討を進めて参ります。
県教委としましては、学校・家庭・地域をはじめ、関係機関と緊密に連携して、本県教育の一層の充実・発展に努め、未来を担う子供たちの育成に全力で取り組みます。