本県では、平成27年に「福井県教育振興基本計画」を策定し、「ふるさと福井への誇りと愛着を持ち、自ら学び考え行動する力を育む」を基本理念に、様々な教育施策を進めているところです。
全国トップクラスである本県の教育の質を維持向上するため、昨年は、研修や自主的な研究の充実とともに、県内の学校で使われている優れた教材や指導法をまとめ、共有するなど、教員の指導力向上に努めました。
さて、2020年度からの小学校英語の教科化に円滑に対応するには、児童が段階的に英語に慣れることが大切です。このため本県では、教材等の作成や研修の開催など現場の教員が安心して授業ができる体制を整え、本年4月から国に先行して教科化を実施します。中学校、高校でも4技能を確実に身に付ける英語教育を進めます。
また、学校事故の根絶に向けた取組と、いじめ・不登校の未然防止や早期発見・早期対応に向けた組織的な取組を確実に進めます。さらに、「福井しあわせ元気国体・障スポ」の開催を目前に控え、悲願である天皇杯・皇后杯の獲得を目指して、競技力強化の総仕上げを行います。
本年も、福井県の子供たちが夢や希望を持ち、実現できるよう、教職員が一丸となって学校を支え、皆様の期待に応えられるよう全力を尽くして参ります。