本県は平成３１年度を始期とする次期県総合計画の策定にあわせ、今後５年間の教育振興の指針となる「（仮称）岩手県教育振興計画」の策定に取り組んでおります。
その初年度となる平成３１年度は、新学習指導要領の改訂も踏まえ、新たな時代に求められる資質・能力を育む学びの在り方の改善・充実に向け、授業づくりに関する共通指針の見直しや、子供たちの学習上のつまずきに向き合う視点による学習状況調査の改善、校種間連携による教員研修の充実、ＩＣＴ環境の改善への着手などを通じ、子供たちが主体となる探究的な学習を進めます。
また、東日本大震災津波の経験や教訓を、学校教育を通じて継承していく「いわての復興教育プログラム」の改訂により、郷土に誇りと愛着を持ち、岩手の復興・発展を支える人材の育成や、新たな「いわて特別支援教育プラン」を策定し、本県の「共に学び、共に育つ教育」の理念を継承しつつ、多様なニーズに対応した指導・支援の一層の充実などにも取り組みます。
教育施策の推進にあたっては、学校、家庭、地域の一層の連携・協働が不可欠であり、本県の長年にわたる教育振興運動の基盤も生かした地域学校協働活動を充実させるなど、学校教育と社会教育・家庭教育との結びつきを強め、「学びと絆で 夢と未来を拓き 社会を創造する人づくり」を進めて参ります。
