岐阜県では、平成26年3月に策定した「第2次教育ビジョン(教育振興基本計画)」に基づき、様々な施策を進めてきました。本年3月には、これまでの成果を踏まえ、近い将来、顕在化してくるであろう人口減少・少子高齢化の課題に取り組むべく「第3次教育ビジョン」を策定します。
3次教育ビジョンでは、子供一人ひとりが、生きる力や人間ならではの感性を働かせて自らの将来を切り拓くことができるための施策を進めます。また、地域社会の活力を維持・向上し、安全・安心で、持続可能な「清流の国ぎふ」づくりを実現する「地域社会人」の育成に取り組みます。
具体的には、子供たちがふるさとをよりよく深く知り、ふるさとに誇りをもって活躍する将来像を描けるようにしていきます。
そのために航空宇宙産業を担う人材育成に向けてリニューアルオープンした「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」や天下分け目の「関ケ原古戦場」などでの広域的な体験活動を通して「ふるさと岐阜」への愛着を育むふるさと教育を、小中学校に加え高校でも本格的に展開します。
さらに、今後の急激な社会のニーズ及び産業構造等の変化に対応し、高校の特性等を考慮した教育環境を整備し、一人ひとりの子供が、多様な進路目標に向かって自己実現を図ることができるよう取り組んでいきます。