本道は、今年、「北海道」と命名されてから、150年目となる節目の年を迎えます。このことを機に、道民一人ひとりが、先人の積み重ねてきた歴史を振り返りながら、これからの北海道の発展を支え、未来につなぐことが期待されます。
こうした中、北海道が将来にわたって発展していくためには、地域を支える人材の育成を担う教育の役割が、ますます重要になって参ります。
子供たちの学力や体力向上に向けた取組の充実はもとより、新学習指導要領への対応や、幼児教育の充実など、様々な教育課題に向けた取組を推進して参ります。
特に、学校における働き方改革については、教職員が意欲とやりがいを持って、健康に働くことができる環境を整備することが重要であることから、年度内を目途に作成することとしている「アクションプラン」に基づき、時間外勤務の一層の縮減に向けて取組を強化して参ります。
また、「北海道教育推進計画」が平成29年度末で計画期間を終えることから、現行計画の理念を継承しつつ、本道教育を取り巻く情勢の変化を踏まえた新たな教育計画を策定して参ります。北海道の子供たちは、道民の手で、地域全体で育むという思いを共有しながら、学校・家庭・地域とこれまで以上に連携を図り、本道教育の推進に全力で取り組んで参ります。