長野県においては、本年は第3次長野県教育振興基本計画を策定し、新たなスタートを切る年となります。
計画の策定に向けて昨年は、自ら県内各地に出向き全公立小中学校544校の校長先生と膝を交えて懇談をしました。現場の校長先生とはこれからの子供たちに必要な力、教員の働き方改革を始め様々な課題について話し合い、問題意識を共有しました。
「学び」の力で未来を拓き、夢を実現する人づくりを目指し、信州ならではの学びの実践を進めていきたいと考えています。
昨年11月には、県教育委員会、市町村教育委員会連絡協議会、県PTA連合会の三者連名で、「公立小中学校における働き方改革のための共同メッセージ」を発出しました。教育現場での働き方改革は、喫緊の課題であり、三者が連携して着実に取組を前進させていきたいと考えています。
また、今後の県立高等学校のあり方については、新たな社会を創造する力を育むため「高校改革~夢に挑戦する学び~」と銘打って、高校の将来像の検討を進めています。
未来の予測が困難な時代に、次代を担う長野県の子供たちが必要な力を身に付けていくため、また、学びの輪が世代を超えて広がり、郷土の未来を拓く力となっていくように、力強く取り組んで参ります。